:::: ラストシャフル :::: 劇団6番シード第23回公演 池袋演劇祭参加公演
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=キャスティングが早かったですね。

役は早くから頂いていたんですけど、藤田さん演じるおじいちゃんの妹ってことしか聞かされていなかったんですよ。ずーっとずーっと待ってました。久間さんが手が開いたところを見計らって「どんな役なんですか」って聞きながらね。つい最近、やっと全貌が明らかになりました。

=今回はどんな役柄ですか?

アメリカに住んでいたらしいですよ。カリフォルニアって言ってたかな。久間さんがおっしゃるには、ミドルネームは「ブラウン」。アメリカの方と結婚していたんですけど、いまは未亡人なんです。そして、理由があって30年ぶりに日本に戻ってきてみたら、という設定です。

=稽古の調子はいかがですか?

体力勝負です。結構ハードなカラミがあります(笑)。大人の芝居かな。

=2年ぶりの久間作品ですが?

本当に久しぶりって感じです。ああ、久間さんってこうだったって思い出しますね台詞が長いんですよ!ああそう、この方の台詞は長かったんだって。にっこり笑って覚えろよっ渡されて(笑)。もちろんありがたいんですけどね。がんばらせていただきます。
2作品続けてのおばあちゃん役ですからね。前回の『ギブテン』のハル婆とどう違ったおばあちゃんになるのか(笑)。アメリカ帰りだって普通の人もいると思うんですけど、派手みたいですよ、私の場合。
実生活でお兄ちゃんを持ったことがないので、藤田さんの妹役というのも楽しみです。藤田さんの耳元で「お兄ちゃんお兄ちゃん」ってささやいているんですけど、逃げるんですよ(笑)。呼ばれたくないみたいです(笑)。

=今回、役作りで考えていることはありますか?

年齢がかなり上なので、いかに近付けるかと。面白くもしたいんだけど、リアルにもしたい。そのバランスですかね。例えば、紙をめくるっていう動作ひとつにしても嘘はつきたくないなって思います。久間さんとも話したんですが、本筋ではない、なにげない仕草でも嘘はつかないようにしたいですね。そこらへんを頑張っていこうかなと思います。

=最後に一言。

私の世代の人に元気を与えるような役でありたいと思います。
ぜひ元気を持って帰っていただきたいなと思っていますので、楽しみにしていてください。