松本陽一(まつもと よういち)

1974年広島生まれ。21歳の時、映画監督を目指し、上京。
その後大船撮影所(当時)にあった鎌倉映画塾に入学。在学中に「荷台に乗る男」「トロコ」などの脚本・監督を手がけ「トロコ」では神奈川新聞社賞を受賞。
1997年、在学中に舞台演劇と出会う。偶然手伝いに行った劇団(つまり6C)で、スタッフとしての参加のはずが見学初日に台本を渡され、それが役者としての初舞台「桐の林で二十日鼠を殺すには(97)」となる。
その後、6番シードの数々の舞台に出演。個性的なキャラクターと細かな心理描写を表現できる役者として成長。
2001年秋の番外公演で、かねてからの希望であった脚本・演出を手がける機会を掴み、「ホテル・ニューパンプシャー206」で脚本・演出としてデビュー。
それを機に続々と新作を発表。
2002年、ラジオ局を舞台にしたノンストップコメディー「ミキシング・レディオ」。夜の工事現場を舞台にした「コンクリートダイブ」を発表。
2003年、劇団10周年記念公演として「ペーパーカンパニー ゴーストカンパニー」を発表 。「ホテルニューパンプシャー206」の再演では本人も出演 。「テンリロ☆インディアン」 では、同じストーリーでの男バージョン、女バージョンの二本立てを演出。異なるラストシーンが話題に。
2004年、「ギブミー・テンエン 〜昭和29年のクリスマス」。戦後の米軍基地の街を舞台に3時間におよぶ作品を作り上げ、シリアス路線という違う一面をみせた。「TRUSH!」ではダンスをとりいれたプチミュージカルが話題に。
テンポのよい言葉の掛け合いと、松本独特のコメディーセンスをとりいれながら、ポップでスタイリッシュな舞台が人気を博す。

2005年は実りある年と本人も語るように、アトリエを劇場にしたねりまの隠れ宿公演「最後の1フィート」で、じっくりとしっとりとした大人の芝居に挑戦。
また、ネットドラマCM「sony メモリースティックスタイル」の脚本を手がけるなど、個人でも意力的に活動範囲を広め、今後に期待がかかる。

 

 

-------------------------------------------------------------------

【これまでの作品】

<映画>
「荷台に乗る男」
脚本・監督 松本陽一


「トロコ」

脚本・監督 松本陽一

 

<舞台>

「ホテル・ニューパンプシャー206」(2001)
脚本・演出:松本陽一
2001年9月20日(木)-24日(月) 銀座小劇場
<STORY>
ひょんな事からラブホテルの一室に3人の女が集まった。男に捨てられた女、ベテランのホテトル嬢、そして怪しげな掃除婦。
隣の部屋の悲鳴から、女達の長い長い夜は幕を開けた…
ホテルニューパンプシャーを舞台に繰り広げられる、ノンストップ「ラブホ」コメディー。

-------------------------------------------------------------------

「ミキシング・レディオ」(2002)
脚本・演出:松本陽一
2002年7月11日(木)〜14日(日)アイピット目白

<STORY>
FMマリーナ、深夜の生放送。
いつもと変わらぬ本番5分前…のはずが。
DJ、放送作家、ミキサー、番組スタッフを襲う予想もしない事態の数々。
突然の来訪者、暴かれるゲストの過去、そして、一本の電話…。
番組が終了した時、生き残るのは果たして誰か。

多彩な登場人物を生放送中にMIXING!
6C史上最速のノンストップシチュエーションコメディー。

-------------------------------------------------------------------

「コンクリートダイブ」(2002)
脚本・演出:松本陽一
2002年12月12日〜15日築地ブディストホール
<STORY>
深夜のビル建築現場―
街を疾走る二つの影―
タクシードライバー、演歌歌手、キャバ嬢、
夜の住人を巻き込んでの攻防戦
現金強奪、検問突破、夜明けまであと3時間
都会の闇を駆け抜ける

「何事も飛び出す勇気だよ。何でも飛び込んでいきゃなんとかなるんだよ!」

夜明けまであと3時間。
コンクリートを疾走する男達が見たものは・・・
ノンストップアクションコメディー

-------------------------------------------------------------------

「ペーパーカンパニー ゴーストカンパニー」(2003)
2003年4月18〜20日 東京芸術劇場 小ホール2 
脚本・演出:松本陽一
<STORY>
新鋭タブロイド紙「サブウェイリポート」
締め切り間際のデスクに飛び込んでくるニュースの嵐
失踪事件、脱税容疑、不倫スクープに八百長疑惑
そして、突如現れた一人の女・・・
社屋の前で人権団体がデモ行進を開始するなか、
戦場と化した編集室には、ある異変が起こっていた・・・
編集デスクを舞台に巻き起こる騒動を輪転機級の
スピードで描くハートウォーミング「新聞」コメディ!

新聞社に奇跡が起こる・・・

-------------------------------------------------------------------

「ホテルニューパンプシャー206」(2003)再演
脚本・演出:松本陽一
2003年7月18〜21日 築地ブディストホール

-------------------------------------------------------------------

「テンリロ☆インディアン」(2003)
脚本・演出:松本陽一
2003年12月18〜21日 東京芸術劇場 小ホール2
<STORY>
アメリカ合衆国、カンザス州―。
平和な田舎町を襲った白昼の強盗事件。
容疑者として連行されたのは・・・。
9人の日本人だった。

-------------------------------------------------------------------

「ギブミー・テンエン 〜昭和29年のクリスマス」(2004)
脚本・演出:松本陽一
2004年5月14〜16日 東京芸術劇場 小ホール1 

<STORY>
昭和29年、夏。
寂れた倉庫の立ち並ぶ貧民街。
その町の外れにある一軒の酒場。

逃げ続ける青年。
俯瞰する娼婦。
掃除屋と呼ばれる男・・・。
そして、一人の少年 ―。

鳴り止まない銃声に乗せて、
静かで哀しい物語の幕が開ける・・・。

-------------------------------------------------------------------

「TRUSH!」(2004)
脚本・演出:松本陽一
2004年12月9〜12日 東京芸術劇場 小ホール2
<STORY>
荒野のガンマンも、悪徳保安官も、列車強盗も出てこない!
主人公はゴミの町トラッシュタウンで暮らす三人の未亡人!
ミュージカルでもない、ガンアクションも出てこない
アップビートのリズムに乗せて贈る
陽気でハッピーなダンス☆ダンス☆ウエスタン!

 

台本など作品に関するお問い合わせはこちらまで web@6banceed.com