9月19日(水) - 小屋入り
   by 附田泉

 ついにきました、6C秋の大感謝。朝、劇場に集まってくるメンバーの顔も気合い十分。大道具を積んだトラックが到着すると、早速、舞台監督湯本氏の声で全員が動き出します。次々と組み込まれていくセットや照明、音響。『ホテルニューパンプシャー206』『紅い華のデ・ジャ・ビュー』の世界がどんどん出来あがっていきます。もうじきこの世界に私達がはいっていくと思うと、どきどきわくわくしてきました。
1年半前『傷心館の幽霊』で私はこの銀座小劇場の舞台にたちました。色んなことが昨日のことのように思い出されます。今度はここで『ホテルニューパンプシャー206』『紅い華のデ・ジャ・ビュー』がいよいよ始まるんだ、と思うと気合いがはいります。でもあんまり力み過ぎないようにガンバルゾー!皆けっばれー!!


9月20日(木) - 『紅い華のデ・ジャ・ビュー』初日
   by 田中寿一

来た!来たよ!ついにやってきたよ!
『紅い華のデ・ジャ・ヴュー』公演初日!
2ヶ月間ためにためてきた熱い情熱を ステージの上にぶちまける日☆

朝、目覚ましよりも早起きし、気合い入れのためにリポDとキューピーコーワゴール ドを服用し、ウキウキわくわくドキドキしながら劇場に向かった。
ボクらの気合いにビビってどうやらにくい台風のあんちくしょーも逃げちまったようだ。
劇場に入り、アップ、場当たり、 そして、熱い熱い本番。 あっちゅー間に楽しい時間は過ぎた。 いや〜、やっぱいいっスね〜ステージの上に立つってのは。ボクたちの燃えるような 情熱、浴びる照明、包み込む音響、そしてお客様の視線。どれひとつかけてもダメなんだと改めて気付かされた思いでした。

実は今日はボクの21歳の誕生日だったんです。思い出に残る熱い熱い誕生日を送ることができて、ボクは幸せでござんした☆
福岡の父ちゃん母ちゃん姉ちゃん、ボクはすんばらすぃー仲間たちと最高の青春を送っとるけんねー!!

さあ、戦いは始まったばかり!!
ちーむ紅い華のみんな、 ちーむダ・パンプのみんな、 ゴールに向かって激走いたしやしょう☆☆☆
6C若頭(自称)こと      ひさかず !

9月20日(木) - パンプ初日前日
   by 春日雄大

 "車"ぶつけました、私。
稽古場出てすぐの所で。
メチャクチャ凹みました、車も、私も。
その状態で"紅い華"のお手伝いに、銀座までドライブ。
"メチャ"安全運転、"クチャ"緊張。
芝居で疲れず、全く違う事で疲れた一日でした。
明日"初日"なのに、"どうすんじゃい?!"
               〜がう〜

 

 

 

 

 

9月21日(金) - 本番3日目
   by 加藤祐子

1日お休みがあっての2日目。
皆も早くお客さんの前に立ちたくてウズウズしていた。
あまりのウズウズに始まる前に多少わさわさしてしまったのだが、ここは一つ良い芝居で挽回するより他はないと思い、集中する事に専念し、舞台の上で役の人間であるべく舞台に挑んだのでした。
私は今回こんなに舞台の上で幸せを感じる事が出来て本当にうれしい。
皆さんに会えるのも本当にうれしい。
あと2日。
更なる気合を入れるのでした。

9月24日(月) - 楽日
   by 妹尾伸一

わしの記憶が正しければいつじゃったじゃろーかおもいだせん。
かなり昔じゃろうか、つい最近のような気もするがやった事はまちがいはないんじゃが・・・
最終日、今日は、昼いち公演、夜ではなく昼いち公演じゃ。聞いた話によると、 昼の方が夜より集中力が弱くなりがちらしい。人間のメカニズムでどんよりどんよ りに、そこでわしはこの日朝4時に起きた。ふだん9時に起きるわしが4時に起きる ことで5時間差をつけた。1時から公演だったら6時公演と同じシナリオと言・う・ わ・け。
かしこいんだか、そうじゃないんだか、すいません中卒です。 わしはつねづね今日という日で天豹と別れる事を覚悟してきた。もう3回 公演してきたが、ほんとうにリアルに砂浜を歩いてない、歩きたかった。鐙の浜にはたしかに行ったけど。奇跡よおこれーわしを本当にタイムスリップさせてくれ元禄15年に・・・。
平成13年9月24日じゃった、まさに・・・。行けんかったんじゃな・・・奇跡はおこらんかった。知っとったけど行けん事なんか、、、
ガキじゃあるまいし、小学校の頃、絶対にこの年になってまた追いかけてしもうた。
でも楽しかったで、みんなありがとう。 2か月半の短い間楽しかったで・・・。

9月24日(月) - 楽日
   by 長屋純子

とうとうこの日がやってきてしまった。今日は千秋楽。あと1ステージ。
なんだか実感がわかない。動き出してから2ヶ月。この日が来るのは…わかっていたのにね。
「紅い華」組が楽を迎えようとしている頃、銀小近くの某ベローチェに終結した私たち「パンプ」組。
みんなどんな気持ちでいたのだろう。あと1回に賭けるなんともいえない空気が、和やかな 会話のなかにも感じとれる。そう、私たちが「パンプ」の世界で生きられるのは、もう今日が最後なんだ。
このメンバーでできるのも、このスタッフでできるのも、今日が最後なんだ。
それでも時は容赦なく流れる。刻々とその時が近づいてくる。悔いの残らないように、のびのびと、 わたしたちの描いてきた一枚の絵を、夢のような絵を、みなさまに届けたい。

客席のざわめき。劇場の空調の音。客席に響くオールディーズ。ライトに照らされたセットの影。 スタンバイする役者の息づかいまでもが聞こえて来る。
さあ、1ベルが鳴った。 鈴子、里子、待っててね。マッキー、警部、佐藤くん、郡山さん、 そして、あんたとしか呼べなかった 田代くん。理香も頑張るから。みんなでいいステージにしよう。。