あづさ-メディナ役
お芝居はパズルです。役者や台本や衣装や照明…芝居を形作る1つ1つの要素はすべて小さなピース。1個のピースだけではどんな作品が出来るのか分からないけれど、それぞれのピースが1番良い場所にぴったりはまったとき、「露の見た夢」という作品は完成します。欠けて良いピースなんてないし、無駄なものなんて何もない。わくわくしながらパズルを組み立てていく、そんな瞬間を何度も感じた毎日でした。そして私がそのピースの1つとして、作品の片隅で私の居場所を持てたことを誇りに感じています。
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宇佐木彩加-メディナ役
この作品に初めて出逢ったとき、賭けに近いものだと感じました。
入団したばかりの私ですが・・・いや、そんな私だからこそ、今の6Cにとって、この作品は吉と出るか、凶と出るか・・・という複雑な思いでした。
でも、後ろばかり見ていても仕方ない。みんなを信じ、作品を信じ、自分を信じて行こうと決めました。途中、立ち止まってしまうこともあったけど、なんとかゴールできた時・・・私はすごく大きなものを得ていました。それは、「信じる力」です。
この作品に出逢えたこと、感謝しています。
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長屋純子-オルガ役
この公演を通して、大勢の方々に出会いました。その優しさに支えられ、情熱に引っ張られ、私もまた歩めた気がしています。オルガは難しい役でしたね。短い一言に込められた様々な感情。台詞がなくても空間に存在することの難しさ。最後まで戦ってました(笑)千秋楽、緞帳が降りたその裏でたくさんの涙が流れました。その滴がそれぞれの明日に繋がるようにと願い、その光景を笑顔で見守っている自分を発見したとき、オルガの中にも同じ気持ちがあったことを再確認させられたのです。演じられたことに素直に感謝でき、誇りを持てた瞬間でした。挫けそうにになる自分がいたけど、その気持ちを忘れない限り、私はまだまだや演れるのかもしれないと思えた瞬間でした。ありがとうね、みんな。
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