村野 春江
(齋藤 恵)

今回は初めて劇中劇で”極妻”と言うのをやらせてもらい面白かったです。首が痛かったけど。私の極妻モデルは勿論”岩下志麻”さん。でもかけ離れてたみたいです。
色々工夫したつもりなのですが、やりすぎて最後の方で元に戻せって言われてしまいました。元に戻したら勢いが無くなってしまった感じで残念でした。
あと、普通の人、妻は初め難しかったです。でも、途中であぁこんな感じかと分かった時はすっきりしました。本当に普通の人って難しいですね。頑張らなきゃ。日々精進。今回たくさんの人とお話出来て楽しかったし勉強になりました。
お客様、スタッフの方、皆々様、本当に有難うございました。
神奈風子
(あづさ)

代表の久間氏からこの公演の話をもちかけられたのは「ホテルニューパンプシャー206」の公演直前でした。
「次回公演はね、お客様を是非この稽古場に招待したいんだよ」
大賛成でした。企画として成功させられるかどうかは別として、今の稽古場に引っ越してきた当初からアトリエ公演をやりたいと願い続けてきただけに、かなり興奮した事を覚えています。
久間氏「『楽しいお芝居とパスタの夕べ』なんてどうかな」
私  「ちょっとシャレすぎてませんかね」
久間氏「じゃあ、ワインなんてどうかな?」
私  「えっ、ワインじゃ予算が足りるかな…」
久間氏「じゃあフランス料理とか」
私  「誰が作るんですか…」
なんだかんだといいながらも、初めての企画を実現させるためにアイデアは次々と出てきました。そして、最終的に決まったのが「傷心館の幽霊と特製ディナー」。1ヵ月半という短い期間で芝居を作り、今までやった事のないパーティーの段取りを組み、さらにお料理まで準備するのは予想以上に大変な作業でしたが、本番当日、笑顔で稽古場を後にするお客様の姿を見て、そんなこともすっかり忘れ「またやりたい」と、もう次回に思いを馳せている私なのでした。
おそらく、他のメンバー全員が口を揃えて同じことを書いていると思いますが、お客様に感謝してもしきれない3日間でした。お客様をおもてなしするつもりが、逆にお客様に元気をもらい、次回公演への、そしてこれからの6番シードを作っていく上でのパワーをいただきました。本当にやって良かった!ありがとうございました!
秋野 美里
(さとう 波子)

「美里」はボケたり突っ込んだり泣いたり笑ったり、そして恋したり。なんにでも一生懸命で、それが傍から見るとおまぬけなのかもしれませんが、私はかわいくて仕方ありませんでした。なので楽日は「美里」との別れでさぞ感慨深いのだろうと思っていましたが、実際はそれ以上に「係長」と会えなくなることが寂しくて自分でもビックリ。これってめいっぱい恋するという今公演の目標に少しは近づけたのでしょうかね?
佐伯 絹子
(附田 泉)

「今回のおばさん役は地でしょ。」「あの役の人って(浅田、滝川)意外と若いんだね。」普段の公演ではお話する機会もないので、そんなダイレクトな反応をきくことができたのも隠れ宿公演ならではの事でした。
この企画を初めて聞いたとき正直不安でしたが、でもやってみる価値はあると思いました。実際終わって劇団にとっても、そして私にとっても素晴らしい価値を残してくれたと思います。舞台セットの完成をみて、演出の久間氏よりこんな一言もありました。「初演よりいいセットだ。」と深々とうなづく氏。「え、それって!?」とは感じたものの私も素直にうなずきました。これは私たちの成長を現しているのでしょうか。
ちょっとねたばれ。パーティーの席で知人に「あれ今日は飲まないの?(ビール)」
実は・・・メンバーはまずは麦茶からという指令が。。。
という劇団の台所事情が分かる一幕もありました。
それもねりまの隠れ宿公演ならではなのではないでしょうか。
皆様本当にありがとうございました。

一乃蔵 洋介
(平 洋太郎)

ひらです。初めてのアトリエ公演ということで不安と緊張感の中での「傷心館の幽霊」でしたが、お客様とこんな近い公演も今までに無かった良い体験でした。皆様 あっての劇団6番シードだと改めて初心を振り返った傷心館の幽霊。一時の束の間のひととき、皆様はいかがだったでしょうか?と、まあ今回は真面目一色ですが、次回、「テンリロ☆インディアン」でお逢い出来たらと思います。では、劇場にて!再見!!
藤島 京子
(出村 圭)

藤島京子様。
大変お世話になりました。
あなたは、口ではけっこう言うわりに意外と小心者なところが私と似てますね。
今回もあなたは大好きな彼に捨てられて自殺しようとしてたけど、結局意気地がなくてできなかった。 復讐した時も、序盤はあんなにノリノリだったのに最終的には彼を許しちゃった。 そんなどっちつかずでしょーもないところがそっくりです。
でも、どっちつかずでしょーもなかったからこそあなたは幸せになれたわけで、それを考えると一概に悪いとは言えないわけで、ってことは私もそれでいいのかと思ったりもするけど、世の中にあなたのお相手のような素敵な人はそうそういない気もするので(笑)、あたしは私で地道に頑張ることにします。
とにかく、幸せになれてよかったね。もう死のうなんて考えちゃダメだよ。絶対。
掛井 浩
(土屋 兼久)

すごく楽しかったです。リリーと恋人になってる時が?って違います。アトリエ公演がです。普段、一線を置いた先にいらっしゃるお客様と直接話しが出来るわけで、こんなに自分にとって楽しい事はないです。只一つ残念だったのは、マリリンの為に足の毛を剃った事で発生したカミソリ負けが痛痒かったです。
この度も本当にありがとうございました。
寺田 秀彦
(浅田 啓治)

この役って初演で松本陽一が演じた役なんですよ。知ってる人は知ってるんでしょうけど。

もう、稽古の始めはプレッシャー感じまくリでした。だって、6Cの中では大ベテランで今や演出家として活躍してる人ですよ(実は同い年なんですけどね。)。そんな人がやった役をやるんだから緊張するなという方が無理です。
最初はパクリまくったろうと思って顔までまねしようとしました。「松本陽一だったら、どんな風にやるんだろう。」とか考えたりして。でも、稽古が進むうちにどんどん違和感を感じてきて、無理な顔するからただでさえ悪い滑舌が余計悪くなったりして、気持ちも何もあったもんじゃない芝居になってきて。しょうがないから一度、それまでの芝居をクシャクシャポイしました。

そうしたら、一気に視野が広がった感じがしましたね。寺田という人間が自分の中で、どんどん膨らんできて、やるのが楽しくて仕方なくなりました。小道具やポマードも増えてったし。

今回はいろんな意味で「芝居」を学んだ公演になりました。支えてくれた皆様には心の底から感謝感謝です。
そして、御来場下さいました皆様、本当にありがとうございました。これからも、少しでも素晴らしい芝居を届けられるようにがんばります。

岩谷 鉄夫
(小沢 和之)

今回の公演は、私の役者人生にとても大きな影響を与えてくれました。観て頂いたお客様が、自分達の心を強く支えていただいていることを、再認識したからです。今後も暖かく見守っていて下さい。有難うございました。
村野 徳
(滝川 和真)

無事(?)初舞台を終えることができた滝川です。皆様本当にありがとうございました。今回のアトリエ公演聞かれた方もいらしゃるかと思いますが、役者の待機場所は庭から入るところにあり、トイレはありませんでした。役者は開演30分前が最後のチャンス(トイレに行く)だったんですが、二日目徳さんはメイクがおしていけませんでした…終演まで約二時間半。もつか?儂の膀胱??ずっと開演までトイレのことは考えない用考えない用考えておりました…が、開演したら緊張で忘れておりました。トイレのこと。そんなもんです。儂の膀胱。

 

 

古内修一
(音響)
今回のアトリエ公演、いつもとまた一味違った緊張を感じました。
それはブースが、お客様の真横ということもあっていかに本番中、物音立てずに事を遂行するかが最大の難しいところでした。スイッチひとつ切り替えるのにも、静かな芝居の中でカチッという音は無用なわけで、お客様の中には気にならないという方、すごい気になるという方、様々ですが今回はその辺に気を使う公演でした。
それから、お客様から頂いたアンケートの中で、「役者さんずっと大音量でヘッドホンしてるんですか?」というお声を頂いたようですが、そんなことはありません。音響で出してました。
しかし小さなところで一人のお客様に音響マジックかけられて、なんかやった甲斐がありますねー。ホッホッホ!
別に音響的に大それたことはやってないんですけどね。
ちょっと音響騙しに味しめたふるうちなのでした。ご来場ありがとうございました。
山崎 佳代
(照明)
今公演がオペデビューの私。
それでなくてもいっぱいいっぱいなのに、本番前日までトラブル大量発生。初日もちょっとだけ…。(原因不明のライト点滅、パソコン問題、コードがショートetc.)
本番を前にして、すでにぐったりしてました。
ホントにホントに大変で、多分ずっと顔が引きつっていたと思われます。上演後のお客さんとの歓談では、毎回魂が半分抜けてました。
そんなこんなでしたが、一番の問題だったブレーカーが落ちることもなく無事に公演を終えることができ一安心。榊原さんや照明を手伝ってくれたチロルさん、音響の古内さんの助けがあったおかげです。

デビュー戦がかなり特殊な形となったけれど、とても良い経験をさせてもらいました。
せっかく照明機材も揃っている事だし、ぜひ、第二回隠れ宿公演したいですね。

宇田川 美樹
(劇場装飾)
劇場装飾担当でした、宇田川です。

コンセプトは「木」でした。稽古場はご存知のとおり一軒家なのでこの木造の暖かな感じを残しつつ劇場っぽい雰囲気をだせたらと装飾させて頂きました。
普段の稽古場を知っている方なら、今までここにあったものは一体何処へ行ったんだ?!とビックリしてしまうくらいの変わりよう・・・だったんですよ。
あまりちゃんと掃除しないメンバーが多いので、装飾以前に掃除の方が大変でした。
玄関のドアを取り外して洗い、カーテンも取り外して洗い、照明器具という器具を取り外し洗い窓という窓を磨きに磨き、なんだぁ稽古場ってこんなに明るかったんだぁと、いままで雑に使っててごめんなさいと少し反省しました。
ぼろぼろだった障子も張り替えて一足先に師走がきちゃったねぇ、なんて思いつつすっきりした稽古場でのアトリエ公演。楽しかったですね。
次回は掃除でいっぱいいっぱいにならないように、いつでもお客様に来て頂けるように清潔に大切に使いましょうね。