2006年9月13日

本番まで残り2週間となった9月13日。
自分の劇団の本番を終え、いよいよ最後のキャスト・佐久間さんが稽古に合流!
それまで6Cの若手役者が代わる代わる代役に入っていた稽古も、ラストスパートへ。
佐久間さんの合流により、稽古場の雰囲気もガラリと変わり、張り詰めた空気の中、台本もクライマックスのシーンへと進んでいきます。
それでは、8人揃った稽古場の様子をお届けします!



今回、初めての企画として始まった「D・ミリガンの客」。
脚本・演出を担当する松本陽一氏には、物語の中に、オイルならではのある見せ場を作りました。
それが、「それぞれのキャストによる、一人芝居」。
オイルに集まった8人のキャスト達に与えられた長台詞。
いろいろな手法で、その役者さんのキャラクターを生かした長台詞が、言うなれば、「8つの小さな物語」がストーリーの中にちりばめられています。
この長台詞の中には、さらにある秘密も隠されていますヨ。是非お見逃しなく!!


さて、この日も、新しく配られた台本の本読みから稽古がスタート。
松本氏が「稽古場に入った瞬間空気がピンと張り詰めていた」と稽古後に語っていましたが、本当にその通り、それまでゆったりと進んでいた稽古の雰囲気が一気に、それまでとはまた違った緊張感に包まれていました。
配布された新着部分を読んでクスクスと笑う声や、はあ〜と溜息が聞こえたりしつつも、キャストの皆さんはすぐに、物語の展開についてのディスカッションを始めます。8人で作っていく感覚。それがとても良く伝わってくる稽古です。


そして、立ち稽古へ。この日は8人が全員登場したシーンを中心に稽古が進んでいきます。
最後の一人が揃った事により、皆さんのテンションも最高潮に。



いつもの6番シードの稽古と一番違うのは、キャストの皆さんの落ち着き。
それが反映してか、松本氏も、いつもの稽古よりも穏やかな表情です。
ぴんと張り詰めた空気と、緩やかな空気。このメリハリが、一瞬にして変わるのが、オイルの皆さんの集中力の表れかもしれませんね。


カレーショックと呼ばれた蘭さんのキャラクターにも皆さん随分慣れてきたようですが、やはり時々起こる、笑いの波。それに負けじと(?)蘭さんのみならず、小ネタを披露する残りの7人。
時々、稽古が中断し、稽古場が笑いに包まれる事もありつつ。


しかし、松本氏の「よーいハイ!」の声で、またさっきまでの張り詰めた空気に戻ります。

松本氏の脚本の特徴でもあるのですが、たくさんの小道具が登場します。
テーブルの上にも何やらいろいろと置いてあるのが見えますね。どの小道具も、物語の鍵を握る大切なキーポイントとなるものばかり。中には、笑いを誘う、なんだかちょっとおかしなものも登場しますよ。

オイルの稽古場には、毎回たくさんの見学者の方が訪れます。今日のお客様は、山田能龍さんが所属する劇団東京サギまがいの美人女優のお二人。見学に来た皆さんも笑いをこらえつつ、真剣に見入っています。
こうして、たくさんの方々と交流を深めていけるのも、オイルならではですね。
稽古が始まった当初には、見学に来た人に台本を渡し、「じゃあ、ちょっと読んでみますか」と突然舞台に立たされた人もいるようで、サプライズ満載の稽古場です。
私たち6Cメンバーも、勉強勉強。

さて、こちら20代枠で特別出演の鈴木智晴君。唯一の20代として奮闘さ中です。
おやおやなんだかお茶目な表情ですが、何かあったんでしょうか?




さて、本番まで残り時間もわずか。
まだまだお伝えしきれない魅力やオモシロさが、オイルサーティーズには隠されています。
今回、第1回公演という事で、出演者・スタッフ一同、緊張しながらも、素敵な作品を皆様にお届けできるよう、日々奮闘しております。
そして!!
オイルサーティーズならではの企画としまして「日替わりゲスト」の出演も決定!!
劇団東京サギまがいから、座長のガラかつとしさん。落ち着いたベテランの腕が、30代の中ではじけます。
ブラボーカンパニーからは、太田恭輔さん。カレーショックを巻き起こした蘭さんを超えるキャラクターの持ち主か!?
天然工房からは、塚本康博さん。高いテンションと、出演者も読めない動きを見せる素敵な役者さんです。
そして、以前「テンリロ☆インディアン」のBOYSバーションにて、胡散臭い詐欺師でお客さんの人気をかっさらった、榊陽介さん。
6番シードからは、宮岡あづさと、演出・松本陽一自らが登場!!
松本氏、実は出たがりという噂も・・・
6ステージ、それぞれお楽しみいただける日替わりゲストもお楽しみに。

そんなわけで、駆け足ですがお届けしました、オイルフォトレポート。
いかがでしたでしょうか?
この続きは、劇場にてお確かめください!!


オイルキャスト、6Cメンバー一同、劇場でお待ちしております。