2006年8月26日


8月1日。
夏の6C三昧を終えて一段落を迎えた稽古場に、30代の人々がポツリポツリと登場。そう、いよいよ松本陽一氏の元、満を持して発進した「オイルサーティーズ」の稽古初日。最近はすっかり若者の増えてきた6番シードですが、このオイルサーティーズは、その名の通り、30代のアブラがのった達者な役者さんを集めた、いつもよりもちょっとだけ大人な企画です。
毎回の稽古場の様子は、OIL的稽古場便り「OILな人々」でもお届けしていますが、ここでは大人な皆さんの稽古の様子を、写真と共にちょっとだけ、お届けします。

稽古はまず、台本読みから始まります。
出演してくださるキャストの皆さんは忙しい方が多く、特に、各劇団で看板を張っている方ばかりなので、オイル以外での稽古もあり、全員揃う機会が少ないのです。佐久間さんや松田さんは9月中に自分の劇団の本公演を控えていながらも、その合間を縫って6Cの稽古場に来てくださっています。

   
  
 

さてこの日は、全キャスト中、過去最多の7人が集合!(お休みされていた松田さん、前半は参加していらしたのですが、自劇団の稽古のため既に帰られた後・・・残念。)
6Cの若手・長谷君や土屋君は代役として参加。先輩ばかりの現場でちょっと緊張気味・・・?



さすがはキャリアも長く、看板を張っている役者さんばかり!1回目の本読みからかなりレベルの高さに驚かされます。稽古場では、見ている人達からクスクスと笑い声も絶えず、稽古を重ねたらどうなるのやら、楽しみは膨らむばかり。

さて、お芝居の舞台となるのは、とあるダウンタウンにある小さなホテル「ビリーブユー」。オープニングは、6Cではお馴染みの小沢和之さんと鈴木智晴さんの2人から始まります。

2006年4月公演「Call me Call you」では、デカ長とSIT隊長として絶妙のコンビネーションを見せたこの二人、あの時とはちょっと(全然?)違う雰囲気で登場・・・その辺りは劇場でのお楽しみ。

ニ人が佇むホテルのロビー。
次に登場するのは、ホテルの馴染み客(?)、ホテトルを演じる宇田川美樹さん。
おっと宇田川さん、なんだかちょっとおかしな頭ですが・・・

このお馴染みの3人が揃うと、いよいよ「D・ミリガンの客」の物語が転がり始めます。

これまでの松本作品は「ノンストップ」というのが特徴でしたが、今回はちょっと違うようです。30代の大人な、そして達者な人達の集まりだからこそできる、あんなことやこんなこと。普段の6番シード作品では見せた事のない、新しい一面が台本の端々にも隠れているようです。
まだ、全てのキャストが揃っていないということもあり、稽古はゆったりとしたペースで進んでいます。


こちらは、第3回の対談に登場のMiSAKiさん。なんだかとてもしっとりとした雰囲気ですね。女性は、宇田川さんとこのMiSAKiさんの二人だけ。オイルの舞台に明るくやわらかい空気を醸し出しす方です。まだまだ物語りは前半戦。さて、この後どうなる!?





さて、この日は本番を間近に控えた佐久間さんも夕方に合流。これまで6Cの若手が佐久間さんの代役をつとめていましたが、本人登場により空気もガラっと変わります。佐久間さんといえば、巻いたタオルの端々から見えるこの素敵な髪型。さて、この髪型、本番はどんな感じになるのでしょうか・・・?
山田さんは、登場が早いため、またストーリー上のキャラクター的にも、ほとんどのキャストの皆さんと深い(?)絡みが。20代枠で参加の鈴木智晴さんを除けば、30歳になったばかりで、一番年下なんだそうです。


そして、いよいよ登場人物が出揃います。
実はこの日、オイルメンバーの間では、「カレーショック」と呼ばれた、衝撃の日だったんです。そのカレーショック、いったい何かというと・・・詳しくはここではご説明できませんが、とにかく、稽古場が揺れました!演出・松本陽一も、見ながら涙を流すほどの衝撃的な人物・カレー。ブラボーカンパニーの名物役者・蘭真人さんが演じます。


カレーショックの影響で、写真を撮るカメラマンの手も揺れてしまったようです。

翌週へ続く。