vo11.「千秋楽を前に」

隠れ宿の一部をご紹介
 ありがとう!東京9区の候補者の皆様
本番中にアトリエの前を選挙カーが通過することもなく、無事3週目を終えました。さて残すところあと2ステージ。長かった一ヶ月公演もいよいよゴールが見えてきました。千秋楽チケットだぶついてますと告知してましたが、おかげ様ですべての回、完売となりそうです。心よりお礼申し上げます。
この「ねりまの隠れ宿公演」は、いつも以上にお客様が近く、そしてイベントなどもあるので、普段なかなかお話することの出来ないお客様とゆっくりお話することが出来ます。それが私達にとっても、無上の喜びでもあります。演出家としては本番が終わった後の歓談などは、「芝居を楽しんでもらえただろうか」という不安な気持ちいっぱいなのですが、掲示板に書き込みをくださった札幌のヨシダ様をはじめ、茨城、静岡、福島、など、遠方からわざわざ来てくださっている方の存在を知り、そして楽しんで笑顔をふりまいてくださるすべてのお客様から、幸福と勇気を頂きます。そして、次もまた次も最高の台本とパフォーマンスを提供しなければ、という責任や重圧(というと固いですが)を感じます。そしてそれに絶対応えるんだという覚悟が生まれます。それこそが私のライフワークであり、私達メンバーの活力となるのでしょう。
鬼が笑う、とはいいますが
来年のことを話すと鬼が笑う、とは主宰・久間勝彦の口癖ですが、次の12月、そして2006年のラインナップにも是非ご期待ください。着々と面白企画が進行中です。
 さていよいよ千秋楽、今現在(この原稿を書いてる火曜日22時)大楽(夜の回)が6席空いているようです。このコラムがアップされた時完売だったらごめんなさい。もしまだ残っていたら、この小さな劇場の小さな映画の物語、是非ご覧になってやってください。そして感想をお聞かせください。終演後に、不安そうな顔でうろついているのが私ですので。

 いよいよ来週は最終回。長かったこの公演を振り返ります。なんかもう今週で振り返っちゃったような…。
2005/9/15