〜6月某日 稽古場、昼休み中〜 |
宮岡 |
牧島さん!!牧島さん!!
お昼ごはん食べてるとこすんません!!ちょっとお時間よろしいですか!? |
牧島 |
なんでしょ。(モグモグ) |
宮岡 |
インタビューしたいんですけど、いいですかね!? |
牧島 |
いいですよ〜。(モグモグ) |
宮岡 |
ありがとうございます!!では早速。
ではですね、いよいよ稽古に合流しましたが、どんな感じでしょうか? |
牧島 |
いやー、大変だね。ちょっと遅れすぎたね(笑)。
いやでもね、凄いよ俺。(合流)4日目にして台詞ほぼ完璧。 |
宮岡 |
あ、自分で言っちゃった? |
牧島 |
あ・・・完璧は言い過ぎた。 |
宮岡 |
まあ、書いちゃうけどね。 |
牧島 |
いやいやいやいやいや。勘弁してください(笑)。 |
宮岡 |
稽古の雰囲気はいかがでしょ。 |
牧島 |
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台本に夢中の牧島氏 |
「かりすま」の時から2回目なんだけど、絡む人が前回と全然違ってて、でもね、僕がお客さんとして6番シードさんを観に行った時にお芝居を観た事のある人達ばっかりなので、「一緒にやったことはないけど知ってる役者さん」と一緒にやるのは楽しいですね。新鮮ですし。 |
宮岡 |
今回の役どころは? |
牧島 |
これがねー、また医者なんですよ(笑)。 |
宮岡 |
また医者(笑)!! |
牧島 |
もうねー、そろそろ数え切れなくなってきた、自分の医者歴(笑)。 |
宮岡 |
牧島君から「医者やりました」って話は何度も聞くんだけど。 |
牧島 |
そうそうそう。
だって、久間さんと初めて話した時も『どんな役やってるの?』って聞かれて『だいたい医者かストーカーですね』って(笑)。 |
宮岡 |
すごいセレクトだよね。 |
牧島 |
でも何故かね、スタジオライフでは医者かストーカーって言うとたいてい僕。
っていうか、ストーカーは今のところ僕だけ(笑)。切ないけどね。 |
宮岡 |
ストーカーと言えば牧島進一ですか。 |
牧島 |
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頼まずとも、ポーズを決める |
そう!続いた時期がありましたね。
でも、スタジオライフでは基本的に日本の芝居をやらないんですよ。なので、実は日本人の医者は初めてです。医者だけど父親っていう、そういうのも初めてだし。
割と今までは「職業が医者」っていうのが多かったんだけど、今回は、職業が医者って言うよりも、父親としての部分の方が大きかったり。 |
宮岡 |
父親になってみて、どうですか? |
牧島 |
そうですねー。この間までロミオの父親だったんですけど、その時に「父親ってなんだろう」みたいな事を散々考えてたので、割とすんなり入っていけたかな。
自分が親になったことってないから想像するしかないんだけど、でも少しだけ分かってきたというか、「こういう気持ちなんじゃないかな」っていうのが出てくるようにはなったかな。 |
宮岡 |
昨日の鈴木智晴のインタビューとは打って変って、真面目な感じですね。 |
牧島 |
えー、ガッカリだ!!(笑)ごめんね真面目で・・・ |
宮岡 |
いやいや大丈夫ですよ。
あ、その鈴木智晴君ですが、実際は同い年で。それなのに、役柄上、彼は息子のような存在ですよね。 |
牧島 |
そうなのよ!!
あのね、まずね、同い年が平さん(平川)含めると3人いるんだけどね、明らかに俺が最年長の役ってどういうことよ! |
宮岡 |
いやいや、順当でしょ(笑)。 |
牧島 |
ええ!?マジで!?? |
宮岡 |
そうでしょ。(上から)まっき→平君→智晴君って。 |
牧島 |
でもねー、合流してから智晴君の辰哉を観たわけじゃないですか。
「20歳はないだろ!!!」って(笑)。
(鈴木智晴演じる「辰哉」は20歳の設定) |
宮岡 |
ああ〜、残念ながら20歳に見えないぞと(笑)。 |
牧島 |
そう!!タメだから言うけど、「おっさんやん!!」みたいな(笑)。 |
宮岡 |
でも、牧島君と比べたら、やっぱ・・・ねえ、牧島君の方が・・・ねえ・・・
だって、(役柄の)立場逆だったら有り得なくない? |
牧島 |
いやいや!!出来るって!絶対僕でも出来るって!!
だって去年、15歳くらいの役やったし!! |
宮岡 |
まあ、それを15歳と他人が認めるかどうかは別として(笑)。 |
牧島 |
おかしいなあ・・・そうか・・・
でもね、智晴君ってすごい面白い子なんですね。
「子」って感じなのよ、やっぱ。タメなのに(笑)。 |
宮岡 |
平君も結構絡みますよね? |
牧島 |
そうですね。いろいろしゃべるとネタバレになってしまうんで伏せますけど、とりあえず、「平さんには負けねえ!!!」と。
これ、観れば分かると思います。 |
宮岡 |
ちなみにですね、今回一応、桐のレポートなんですが、牧島君は「ラストシャフル」にも出演という事で、そっちも方もちょっと語って欲しいんだけど。 |
牧島 |
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ダメ出しに耳を傾ける |
え!?語る!??
いやアレはね、語る事は出来ないね(笑)。
初めてラストシャフルの稽古に行った時ね、入った瞬間から(桐と)空気が全く違うのね。「これ同じ劇団なの!?」みたいな。
でも、空気が違ったから僕も桐の時と180度だか270度だか分からないぐらい度数が変わって。 |
宮岡 |
ハジけてるよねー。(笑) |
牧島 |
あんなの全然予定してなかったから!!
あれ、その場で生まれてるから(笑)! |
宮岡 |
ラストシャフルの稽古場で「やべーーー!!たのしいーー!!」って叫んでたもんね(笑)。 |
牧島 |
稽古に参加するまでは「僕は桐のキャストで、ラストシャフルはゲスト」みたいな気分だったんだけど、もう、すっかり一員ですね。俺も入れてくれ!!って。
うん。「ラストシャフル」も俺を見に来い(笑)!! |
宮岡 |
まあ、ワタシはラストシャフルの方で絡ませてもらうわけですが、あのシーン、久間さんが許してくれるかどうか分からないけど・・・日替わりで行きたいよね。 |
牧島 |
やりたいねー!!「全ステ違う」っていう感じでね。 |
宮岡 |
観てる人が「今回はこう来たかー!」みたいなの。 |
牧島 |
やりたいねー。
どっかしら違う、みたいな。 |
宮岡 |
じゃあ、毎回変えちゃいましょう。 |
牧島 |
そうですね。1ステも見逃せない感じで。 |
宮岡 |
それでは、お昼ごはんも随分平らげたようなので、最後にメッセージを。 |
牧島 |
「桐の林」と「ラストシャフル」と2作品あります。で、僕、どっちが面白いかっていうのが台本読んだ時は分からなかった。ジャンルが違いすぎて。で、両方参加してみて、やっぱりどっちが面白いのか分からない。うーん・・・もう、どっちも面白いね。決められないくらい面白い。
僕自身、両作品同じだけ好きなんで、是非是非、どっちも俺を観に来い!(笑)
いや、それは冗談として、1作品のダブルキャストとかじゃなくて、これだけカラーの違う作品を一度に観れることってなかなかないので、是非是非観に来てください! |
宮岡 |
はーい。お昼の忙しい時にどうもありがとうございましたー。 |
牧島 |
はーい。じゃあ歯磨きしてきまーす。 |