3月27日(土)・28日(日)
 
裸電球で

昭和の作家気分満喫

 
視力激落ちいくらPCの前でにらめっこをしてもほとんど視力の落ちなかった私が、苦境に立たされております。最近どうも駅の電光掲示板がボヤけるなあ、疲れてるのかなあ、と思っていたのが間違い。ある日はたと気がつきました。「視力が落ちている…」
 理由は簡単。最近引っ越しまして、その時作った書斎(のような狭いスペース)の灯りを蛍光灯から白熱灯に変えてしまったのです。おおこれは、
裸電球感があっていかにも作家の書斎って風でいいなあ、今回の話にもマッチしてるし。などと悦に入っていたのが間違い。どうもPCの文字が読みにくい。今回はまた雰囲気作りの為、通常のフォントではないフォントを使って台本を書いている為、よけいに見づらい。「これはどうしたものか、疲れてるのかな」と、その時点でもまだ疲れ目説を覆さない私。
 そして先日、たまたま視力を測る機会があって(どんな機会だ)、測ってみました。落ちている…。それも急激に。眼鏡を使っている方から言えば、そんなにあるんならいいじゃないか!と怒られそうな数字ではありますが、長年、2.0を誇ってきた私からは考えられない数字。これはいかんと早速「あかるっく」みたいな名の蛍光灯照明を購入。PCのモニターを少し離しての執筆となりました。一時的な落ち込みで、そのうち回復してくれるといいなあと願う日々です。

今週は大道具制作で稽古は無し。したがって私は台本のカンヅメ。メンバーのみんなが大道具を叩いてる頃、私は近所の電気屋に「あかるっく」を買いに走っていたのです。 今回のセットは凄いですよ。洋風と和風をちゃんぽんしたような貧民街の酒場です。美術チームが作ったプラン絵を見て、皆が口々に言います。
たらタラ、じゃなくて

建てようよ。

「これが建ったらすごいだろうね」
「これをうちの低予算で建て
たらすごいね」
「これをこのスケジュールで建てることが出来
たら見事だね」
「これが建っ
たらうちの今までのセットで一番凄いだろうね」
「これ、
建てられねえぞ、俺たちにゃ」

建てようよ。建たなきゃ芝居できないよ。