ブルーテントクリスマス

「ブルーテント　クリスマス」キャスト対談　Vo.1
第一弾はこの物語の舞台となる祥子と直美の店｢ラビアンローズ｣のメンバー、附田泉/和田祥子役、あづさ/戸倉直美役　、宇田川美樹/永田真役　、平川洋祐/長河辺雅夫役　にこの作品について色々語ってもらいました。

■｢ブルーテント　クリスマス｣このタイトルの第一印象は？

附田泉（和田祥子役）

附田
普通クリスマスって白ってイメージなのに、ブルーって何だ？って思って、ブルーテントって言葉はホームレスのすみかだってことは知らずに、え、ホームレスがでてくるの？ホステスとホームレスとクリスマス、何の話だろう？という風に思いましたね。

あづさ
右に同じです。

宇田川
えーと、意味が分かりませんでした。なんかクリスマスっていうのは12月のあれだなって思って、ブルーテント　クリスマスってゴロはいいいけど、意味がわかんないなあ、と思って。

あづさ
ぱっと思い浮かばないよね。

宇田川
そう、全然浮かばなくって、そんな全然ブルーとか色がどうとか思わなかった。
ブルーテントっていう、うたい文句があるのかなとか、思い当たらなくて、そしたらなんか遠くのほうで誰かが、ホームレスの家だっていうの聞いて、なるほどって思った。

平川
あのね、まずブルーテントクリスマスだから、ブルーテントって団体があって、雪とその団体の話みたいなものかと思った。

宇田川美樹（永田真役）

附田
ブルーテントって単語自体知らなかったよね。

あづさ
うん、誰一人として知らなかったね。

宇田川
今だったらさ、分かるよね。

あづさ
私、もっとファンタジックな話かなって思った。でも実際は現代的な話だよね。逆にさ、クリスマスとはかけ離れてるじゃない。そんな最初はクリスマスとかけ離れた人たちの話とかをやってるんだけど、最後は、ああ、クリスマスにみてよかった、、、ってなるところを感じて欲しいね。

宇田川
最初がそうでないからこそ、気づいたらブルーテントクリスマスだったなあって思うんだよね。

■宇田川、附田、あづさ、平川、このメンバーは何度も一緒に舞台を踏んでますが共演者について今回のメンバーはどんな感じですか？

あづさ（戸倉直美役）

あづさ
私、楽しいよ。

宇田川
あたしも楽しい。

附田
うんうん。

平川洋祐（長河辺雅夫役）

平川
俺は足手まといになってないかなあっていうのはあるな。ちょっと今すげーがんばないとって思う。でも、安心できるし、安定感もある。

あづさ
自然に芝居がやれる。余計なこと考えないで芝居ができる。

宇田川
こっちがこういう芝居で投げたらさ、ちゃんと投げ返してくれるじゃん。投げっぱなしとか、よけられたり、気づいてもらえなかったりというのは無いから、どんどん色んなことしたくなるね。

あづさ
今日の稽古でもさ、みんな（ここのメンバー）ちょこっとづつ色んなことしてたでしょ。
打ち合わせなしで。その場のノリでやちゃってたり。

附田
でもさ、ノリでも出来るメンバーだってことだよね。

宇田川
しかも、ノリでも崩れないってことだよね。

あづさ
そうそう。もちろんノリでやるって言ってもいい意味でだよね。もしかしたら本番でもおもしろいことになるかも。

平川
俺はやばいかもな。あわあわしちゃうかも。。。
でもこの３人と一緒だと、｢TRUSH！｣の時もそうだったけど、男同士とは違う安心感はあるね。すごい受けるものがある。女性のほうが繊細だから、自然とゆっくり言葉をかみ締めてき聴くことができる。
男だと、がんがんって勢いだけみたいなとこがあって、でもそれで相乗効果でこっちも勢いがでるんだけど。
女性は言葉を大事にするし、自分のセリフも特に説明するところとか人の話をちゃんと聞いてくれるね。多分男だと途中で茶々がはいりそうなとこもあるし。そういう意味ではこのメンバーはやりやすい。

通し稽古にて